1.音質
中低域より。
解像度、分解能はそれほど高くなく中域と高域は若干荒れている印象。
低域は多めで迫力重視。ただし質の方は標準的で特筆すべき点はありません。
ボワつきはなく、またレスポンスも悪くないのでスピード感はあるのですが
締まりやその他の要素から、質的な意味でセールスポイントになりえるものではないと思います。
音場の広さは普通。
音が丸く適度に分離しているので良い意味で一体感があります。
このため、ノリの良さについては素晴らしいものがあり
ノリのいい音楽をノリ良く聴くにはベストマッチといっても過言ではありません。
また中低域主体の重めの音楽などにも適しています。
加えてボーカルのサ行などが全くといっていいほど耳につかないのも
人によっては利点かもしれません。
そしてより前へ出てくるので歌詞を聞き取るといったことには長けています。
逆に静かな表現、軟らかな表現には向かず
また抑揚の付け方もそれほど上手くないように思えます。
同時に、声やスネア、シンバルなどの打楽器、シンセの上モノなども魅力に欠けます。
先述の中高域の荒れ、および刺激音が耳障りにならない音作りが
明瞭さ鮮明さに欠けてしまっている原因ではないでしょうか。
得意ジャンルはロック、へヴィロック、メロコア、ポップ、ダウンテンポなどでしょうか。
テクノやトランス、R&Bなどは可もなく不可もなくといったところで
クラシック、ジャズなどは苦手と捉えてしまってもいいと思います。
ただこの"得意ジャンル"もあくまでBGM的な聴き方を前提としたものです。
後述の比喩のように、そもそもの立ち位置として、Image X5はそういうイヤホンだと感じます。
2.外観
デザインは私が今まで見たイヤホンの中でベストを争うくらいに優れていると思います。
サイズはImage X10に比べると大柄ですが適度なサイズで装着時に持ちやすいともいえます。
3.使用感
装着感はクリップや耳掛けタイプと比べるとやや煩わしいです。
説明書の推奨通りに背中掛けにすれば少しのズレでタッチノイズが発生し
前から垂らす形にすればイヤホンの自重で耳道に負担がかかります。
シングルフランジでは遮音性は低め、音漏れは普通です。
それなりにノイズは入りますが許容範囲内です。
音漏れは大音量でなければ問題ないと思います。
風きり音はそれなりに目立ちます。
4.他機種との比較
ER-4Pと比べると明らかに中・高域に差を感じてしまいます。
正直言うとImage X5は音のディテールを聴くと言った用途には厳しいです。
ただER-4Pには中低域の迫力はありませんし、結局はトレードオフといったところですね。
畑違いになりますが、イヤパッドタイプのヘッドホンHD238との比較では
音色に限ってはImage X5が勝っている部分はないと思います。
BAだからといって必ずしも中高域の表現、主に繊細さに優れているというわけではないようです。
5.雑感
Image X5はアマゾンのどなたかのレビューであるように
"普段着感覚のイヤホン"といった表現が的を射ています。
先に挙げた得意ジャンル中心の人にはそれなりにお勧めできますが
そうでない人は別の選択肢を探した方がいいのではないでしょうか。
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